東京・表参道にあった大山巌の私邸





明治38年(1905年)12月7日にようやく東京・穏田の私邸に
凱旋帰国した大山に対し、息子の柏が

「戦争中、総司令官として一番苦しかったことは何か」
と問うたのに対し、

「若い者を心配させまいとして、知っていることも
知らん顔をしなければならなかった」

ことを挙げている。

「茫洋」か「俊異」かという事項についての
大山自身によるひとつの解答であろう‥。


大山家は、東京・表参道(穏田一丁目=当時)に
広大な私邸を持っていたが、太平洋戦争(大東亜戦争)
末期の昭和20年(1945年)5月の東京大空襲で焼失した。
その際アメリカ軍は大山邸などを目標にしていたといわれる。




『八重の桜』は、2013年1月6日より放送されている
NHK大河ドラマ第52作。



  
タグ :大山巌穏田


八重、大山巌(反町隆史)と腕相撲





第43回:鹿鳴館の華


襄(オダギリジョー)は八重(綾瀬はるか)と共に、
同志社大学の設立を陳情するため
東京の勝海舟(生瀬勝久)のもとを訪ねた。

 その帰りに八重たちは、山川家に立ち寄ることに。
そこには、旧薩摩藩士の陸軍中将・大山巌(反町隆史)が、
長期アメリカ留学から帰国したばかりの山川家の末娘・
捨松(水原希子)を嫁にほしいと日参していた。




大山巌は薩摩藩士・大山彦八の次男。
西郷隆盛の従兄弟。

薩英戦争で彼我の実力差に衝撃を受け、
江川塾にて砲術を学ぶ。

鳥羽・伏見の戦いで薩摩軍二番砲隊を指揮して戦い、
会津戦争で右股を撃たれ負傷。
この狙撃は、八重であったともいわれている。

維新後、日本人初の近代火砲を発明、
「弥助砲」と呼ばれる。後に、日本初の女子留学生であり、
山川家の末子・捨松(咲)と再婚、
元薩摩藩士との結婚は、会津で物議を醸すことになる。
後年、日露戦争でも大役を果たす。




『八重の桜』は、2013年1月6日より放送されている
NHK大河ドラマ第52作。



  


多忙とは怠け者の遁辞、徳富 蘇峰




多忙とは怠け者の遁辞である
今日なすべきことを 今日しなかったら
明日は必ず多忙である

徳富 蘇峰


調べれば調べるほど、興味深い人物です。


たくさんのペンネームもあります。

菅原 正敬
大江 逸
大江 逸郎
山王草主人
頑蘇老人
蘇峰学人



言行録から、

「図に乗ってナポレオンや今川義元や秀吉のようになってはいけない。
引き際が大切なのである。」



与謝野晶子は、蘇峰について2首の短歌を詠んでいるとか。

・わが国のいにしへを説き七十路(ななそじ)す 未来のために百歳もせよ

・高山のあそは燃ゆれど白雪を 置くかしこさよ先生の髪



ようやく、最近になって、一期一会がわかってきました。





『八重の桜』は、2013年1月6日より放送されている
NHK大河ドラマ第52作。



  


新島襄の「自責の杖」




同志社英学校が存続の危機に!? 学校を救うため、
襄はある決断をしますが、猪一郎ら生徒たちの不満は爆発。

ストライキを決行するほどの大騒動にまで発展します。
事態を収拾すべく、襄はすべての責任を負い、自らが罰を受けると言いだし…。




一八八〇年四月の初めごろ、同志社英学校では、学校当局の取った措置に不満を抱いた九人の生徒が学校に抗議したが、その趣旨が受け入れられなかったため、集団欠席するに至った。当時の学校の規則では、集団欠席した者は処罰されることになっていた。しかし彼らの集団欠席の原因となった学校側の措置にも落ち度があった。新島校長はこの問題で深く心を痛め、四月十三日、朝のチャペルの時間に、全校の生徒と教員の前でこの問題に触れ、自分は生徒諸君を責めるわけにはいかない、それにまたその措置を決めた幹事たち(前年卒業したばかりの、三人の若手の教員)を責めるわけにもいかない、しかし校則は守らねばならない、ゆえに校長自身を処罰します、と宣言して、用意した固い木の小枝で、自分の左の掌を力いっぱい打ち始めた。http://www.christian-center.jp/dsweek/07au/t_1106.htmlより引用





『八重の桜』は、2013年1月6日より放送されている
NHK大河ドラマ第52作。



  


新島襄が贈った言葉、大人ならんと欲せば自ら大人と思うなかれ


大人(たいじん)ならんと欲せば
自ら大人と思うなかれ




同志社英学校の創設から4年。襄(オダギリジョー)は、
アメリカの教団からの資金援助を危険視する日本政府から
廃校を命じられ、外国人教師たちからも伝道教育の強化を
迫られていた。板挟みになり苦悩する襄を、学生たちは弱腰と非難。
八重(綾瀬はるか)は襄をかばうため、あるウソをついてしまう。

 外国人教師たちの提案を飲んで習熟度別クラスを解体し、
新たに伝道専科のクラスを設置しようとした襄に、学生たちは激怒。

ストライキが起こり、学内が不穏な空気に包まれる。

 生徒を退学にすべきという声があがるなか、
襄はすべての罪は校長の自分にあると、
自分の手を杖で打ちつけてわびる。騒動の首謀者となった猪一郎(中村蒼)は、
けじめをつけるため退学を申し出る。


徳富 蘇峰(とくとみ そほう、)は、明治・大正・昭和の
3つの時代にわたる日本のジャーナリスト、思想家、歴史家、評論家。
また、政治家としても活躍して、戦前・戦中・戦後の日本に
大きな影響をあたえた。本名は徳富 猪一郎(とくとみ いいちろう)。



『八重の桜』は、2013年1月6日より放送されている
NHK大河ドラマ第52作。



  


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