会津藩主松平容保に送られた孝明天皇宸翰(しんかん)

歴史の好きな人には、興味深い内容ですね。
このあたりになると、漢字の読み方も相当に難しくなります。
知っている人は、日本史通です。
写真は、八月十八日の政変を行った礼に、
会津藩主松平容保に送られた孝明天皇宸翰(しんかん)。
御製(ぎょせい)も同時に送られたようですが、
これを松平容保は、竹筒に入れ生涯誰にも見せることなく、
亡くなったとか。
ちなみに、このときの御製は、
「やはらくも 猛き心も 相生の 松の落葉の あらす栄へむ」
「武士と 心あはして 巌をも つらぬきてまし 世々のおもひて」
言葉の意味です。
1.宸翰(しんかん)は、天皇自筆の文書のこと。
宸筆(しんぴつ)、親翰(しんかん)ともいう。
2.御製(ぎょせい)とは、天皇や皇帝、また皇族が手ずから
書いたり作ったりした文章・詩歌・絵画などをいう。
日本では、御製というと一般に天皇が詠んだ和歌の
ことをいうことが多い。
3.八月十八日の政変とは、江戸時代末期の文久3年8月18日
(1863年9月30日)、会津藩・薩摩藩を中心とした公武合体派が、
長州藩を主とする尊皇攘夷派を京都から追放した
クーデター事件。
『八重の桜』は、2013年1月6日より放送されている
NHK大河ドラマ第52作。
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